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Posted by ねこちゃん on 2004/10/13 23:04:49: In Reply to: 話し方の障害解決について Posted by クマ太郎 on 2004/10/12 14:33:14:
チャーチルも若い頃、吃音に悩んで克服した有名な政治家です。 デモステネスの演説内容を知りたい場合は、デモステネス弁論集が現在出版さていますので読んでみて下さい。 デモステネスの父親は貴族だった。 幼い頃に死なれ、多大な財産を相続するが、後見人が着服したため運悪く生活は困窮した。このため教師への給与も払えなくなり、満足な教育は受けられなかった。身体は脆弱だったため、体育の訓練などは一切行わなかった。 たまたま傍聴した裁判で弁護人が絶大な尊敬を受けるのを見て、弁論家を志した。 成人してから、遺産を横取りした後見人を相手に訴訟を起こして勝訴した。遺産を取り返すことはできなかったが、弁論に対する見込みと自信を得ることができた。本格的に弁論家を目指すが、言葉はむやみに長くて複雑で、話術も稚拙だったために聴衆から嘲笑を浴びることになった。 一時デモステネスは自信を失いかけたが、他人をよく観察し、周囲の人の助言をよく聞き、地下室にこもって鍛錬に励んだ。時には数ヶ月にわたって練習に集中するために、他人に会えないように自らの頭髪を半分だけ剃り落とし自らの意志を高めた。 海に向かい声を鍛え、肺を鍛えるために坂道をかけ登った。 小石を口に入れ、不自由な状態で声が出せるように訓練した。 (オードリーヘップバーンのマイフェアレディーの映画では小石の代わりにアメになっていた。) このような鍛錬により、弁論家としての地位を築いていった。演説に於いては常に原稿を用意し、予定外に演説を求められると準備をしていないことを理由に断ったとされる。 チャーチルも演説の際に事前に原稿を書き、言葉を吟味した。 原稿を書くのは、簡潔明瞭に考えを明らかにするのに役立つ、しかし、原稿を丸暗記するのは避けてほしい。 伝えたい理解は原稿の中では無く、あなたの中にある。 声のリズム、言葉の選定、物事をとらえる視点、内容の構築などを総合的に学ぶために、柳宗悦の書籍を音読してください。 情感を込めて読み上げるには、音楽をかけて読むと効果的です。 毎日少しずつ音読の練習をすると声も鍛えられます。 彼の文は大変、魅力的です。修辞学(レトリック)の参考にもなるでしょう。 岩波文庫「柳 宗悦 茶道論集」があります。 少し掲載しておきます。 試しに音読してください。 「茶道を想う」 彼らは見たのである。何事よりもまず見たのである。 見得たのである。すべての不思議はこの泉から湧き出る。 誰だとてものは見ている。だがすべての者は同じようには見ない。それゆえ同じ物を見ていない。ここで見方に深きものと浅きものとが生まれ、見られる物も正しきものと誤れるものとに分かれる。見ても見誤れば見ないにも等しい。誰も物を見るとはいう。だが真に物を見得る者がどれだけあろうか。その少ない中に初期の茶人たちが浮かぶ。彼らは見たのである。見得たのである。 見届けているゆえに彼らの見た物からは真理が光る。 どう見たのか、じかに見たのである。「じかに」ということが 他の見方とは違う。じかに物が眼に映れば素晴らしいのである。・・・・・
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